2019/08/01
「データ保全推進研究会」設立のお知らせ
~データの長期保管実現のために、ベンダーと利用者側が連携~

データ保全推進研究会(以下、「本研究会」)は、本年3月から「データ保全推進研究会準備協議会」として、これまで設立準備を進めておりましたが、8月1 日に正式に設立いたしましたことをお知らせします。


■設立の背景

1.日本におけるデータ保全の現状
我が国が国際競争力を維持・向上していくには、人工知能(AI)などを活用したデータの利活用がこれまで以上に重要になってきておりますが、残念ながら欧米などの政府機関や企業に比べ、重要データを長期間適切に維持・管理できている組織は多いとはいえません。データの保全が行われていないために、いざというときに必要なデータが存在しない、あるいはあってもすぐに取り出せない、そして活用できないといったことは、大きな社会的な損失です。


2.本研究会参加メンバーの想い
一方で、『データ保全及びそれを取り巻く分野』は、我が国が優位に立ちうる数少ない事業分野でもあります。紙も含めた各種の記録媒体の製造技術や品質をリードしているだけでなく、文書情報管理分野において様々なサービスを提供する企業群も存在しているためです。加えて、自然災害や超高齢化に直面する課題先進国として、世界展開を見据えた研究活動拠点となることも考えられます。
我々は、データ管理に関連するサービスの提供者側、あるいは長期保管が求められるデータを大量に抱える利用者側の企業として、「データ保全」が進まない現状を打破したいと考えています。


3.本研究会の取り組み
本研究会では、長期保存に適した記録媒体やそれに関連する機器・ソフトウェアの製造、あるいは情報の発生から抹消までの各プロセスにおけるサービスに関わる組織や個人、あるいは利用者側の連携を図ります。そして、それぞれのデータの持つ特性に応じて、紙やマイクロフィルムも含めた最適な媒体の選択や活用方法を研究し、広く社会に周知・啓発することで、データの利活用が効果的に行える社会の基盤づくりに貢献してまいります。


■活動内容

●データ保全市場及び技術動向の調査研究
業界、あるいは業務プロセスごとのデータ管理における課題や海外も含めた先進的な技術などの調査研究を他の機関などと連携して、推進してまいります。


●データ保全に関する普及啓発
セミナーや勉強会、また、ポータルサイトからの情報発信などを行い、広く普及啓発を図ります。なお、設立記念のイベントとして、9月頃記念セミナーを開催する計画です。


●その他本研究会の目的を達成するために必要な事項
様々な企画を今後推進する予定ですが、まずは、会員の増加を図ります。


データ保全推進研究会


【お問い合わせ先】

データ保全推進研究会 事務局