2019/10/16
【セミナー活動報告】組織を守るためには!?データ保全の重要性と保全方法を解説

2019年10月4日(金)13:30より、伊藤忠都市開発株式会社本社会議室をお借りして、データ保全推進研究会の設立を記念したセミナーを開催いたしました。セミナーのテーマは、「データ保全で組織を守る」です。
当日は、情報管理の第一人者である牧野総合法律事務所弁護士法人所長 牧野二郎弁護士にもご登壇いただき、『組織におけるデータ管理の重要性とリスク』をお話いただきました。

セミナー会場風景


最初に、データ保全推進研究会理事長 野村貴彦より開会の挨拶があり、セミナーがスタート。

第一部は、牧野先生による基調講演。最初に、近年重要性を増しているビッグデータや来る5G時代に対する世界の動きをご紹介していただきました。そこでは、”データ時代“の到来、その到来による働き方の変化、仕事のグローバル化、そして今後のデータ活用の重要性などを熱弁していただきました。データの活用は大事だが、そこには注意が必要とのこと。例えば近年、盛んに登場してきているAIサービス。安易にそれを取り入れてしまうと、AIに食われてしまう、つまりデータの価値を相手に渡していることと同様の結果を招いてしまうこともあるとのこと。したがってデータ活用の”方法”にも注意する必要があるとお話されておりました。

その後、話は日本の現状へ。日本は世界に比べると、未だデータ活用の波に追いついていないとのこと。例えば、国際的な個人情報保護制の進展に対して、日本の対応は一回り遅れているとも言われていること、さらにアメリカの動きにならって、経済産業省がようやく昨年、技術等情報管理認定制度を作ったなど、参加者の中にはその現状に驚かれる方も多くいらっしゃいました。そうはいっても、日本もそのような制度をスタートさせた今、海外企業あるいは国内企業と取引してもらうためにも、今後ますます適正な情報管理が必要となるとのことでした。

そして最後に、データ活用に対して今認識すべき”リスク”やデータ管理上の注意点、取り組むべき課題についても言及。徹底したデータ管理の重要性を再認識できる講演でした。

セミナー会場風景


第二部では、データ保全推進研究会の山口鉄平、野村貴彦の2名が「データ保全を実現するために求められる対策」と題して登壇。

前半では、株式会社セキュリティリサイクル研究所において、文書管理コンサルタントとして長年活動している山口鉄平が登壇。データ管理の大前提として「あなたの脳は何タイプ?」のQuestionから始まり、整理整頓術を解説、参加者の興味を引いておりました。そして話は本題の文書管理へ。そこでは、むやみに紙データを電子化するのが良いわけではなく、しっかりと意味ある電子化をすること、さらに電子化した後の適切な管理方法までを解説しました。

後半は、本研究会の理事長であり株式会社ボウラインマネジメントの代表の野村から、今後も増え続けるデータ量について言及。その激増ぶり、特に、これまでの文書主体の管理でなく、映像やログデータなどが主体になってきていることについて驚かれる参加者も多く見受けられました。その後、なぜ、データを残すべきなのか、何年残したいか、そしてどのような手段で残すべきか、を簡単に紹介しました。

“真のペーパレス化”とは、”真のデータ保全”とは何かを理解する、第一歩となる講演であったかと思います。

セミナー後には質問の時間や講演者と直接話す機会も設けましたが、欧米や中国に比べてAIの活用が遅れているのは、データ管理や保全が遅れていることが大きいことに関して、よく認識できた、災害大国なのだから、むしろ世界の手本になるような取り組みがしたい、などのお話しもあり、充実したセミナーとなりました。 ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

今後もセミナーを実施し、我が国の国際競争力の維持・向上に不可欠な”データ”の効果的な利活用を行える社会の基盤づくりに貢献すべく活動して参ります。